卒業生の声

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年度別

2024年卒 : 熊倉孝太 (NTTデータ), 為栗敦生 (三菱電機)
2022年卒 : 園山敦也 (日本電気 NEC),
2021年卒 : 佐々木伽音 (ソニー), 相馬悠人 (NTTドコモ), 金谷知明 (ソフトバンク),
2020年卒 : 佐藤悠祐 (日産自動車), 水沢直暉 (三菱電機)
2019年卒 : 近丈一郎 (ソフトバンク), 村上翼 (東芝), 森竜佑 (日立製作所)
2018年卒 : 栗原駿 (日立製作所), 韮澤慎之介 (日立製作所)
2016年卒 : 杉本洋輝 (日立製作所)
2015年卒 : 神津智樹 (ソフトバンク), 中村優太 (日立製作所)
2014年卒 : 永田恭輔 (KDDI)
2012年卒 : 渡邉有貴 (日立製作所)
2010年卒 : 千田霞 (日本コムシス), 奈良田徹 (東芝)
2009年卒 : 佐藤勝哉 (日立製作所)

就職先別

日立製作所 森竜佑 ('19), 栗原駿 ('18), 韮澤慎之介 ('18), 杉本洋輝 ('16), 中村優太 ('15), 渡邉有貴 ('12), 佐藤勝哉 ('09)
ソフトバンク 金谷知明('21) 近丈一郎 ('19) 神津智樹 ('15)
ソニー 佐々木伽音 ('21)
KDDI株式会社 永田恭輔 ('14)
日本コムシス株式会社 千田霞 ('10)
東芝 村上翼 ('19) 奈良田徹 ('10)
日産自動車 佐藤悠祐 ('20)
三菱電機 水沢直暉 ('20) 為栗敦生 ('24)
NTTドコモ 相馬悠人 ('21)
日本電気 NEC 園山敦也 ('22)
NTTデータ 熊倉孝太 ('24)

2024年卒

熊倉孝太 (NTTデータ)

2024年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了(予定)
同年4月より株式会社NTTデータグループに勤務(予定)

2024年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了(予定)
同年4月より株式会社NTTデータグループに勤務(予定)
 まず、自分が大学院へ進学した理由は3年生の時に実力不足を痛感したからです。
優れた技術力や知見も無く、なんとなくで社会に出ることに不安を感じました。
そこで大学院の2年間を、「勉強」という自分のためだけに学べる最後の機会だと捉えて進学しました。
 研究室は先生で選びました。元々サネ研に興味があり、研究室選びや大学院へ進学するか迷っていることをメールしてみました。
するとその後にいきなりお電話で相談する機会を設けて下さり、進学するメリットやデメリット等を教えていただき、その上で自分の選択に委ねてくださいました。
まだ配属されてない学生にもこんなに親身になってくれる人がいるのかと感動し、この先生と一緒に研究がしたいと思いました。
 研究ではAndroid OSに興味を持ちました。
誰でも持ってるけど中身を全く知らない、そんなスマートフォンOSに関する知識や技術を身につけたいと思いました。
 研究室に所属した後も想像以上に充実した時間を過ごしました。
研究業績からも分かる通り、サネ研は学会発表が盛んです。
成長のチャンスは無数にあり、日々のミーティングや論文執筆、学会の発表練習の全てでサネ先生は自分たちを至極丁寧に、時に厳しく指導してくださいます。
「分かりやすく説明すること」や「質問に正しく答えること」がこんなに難しいとは知りませんでした。
ついつい口から出る「あれ」や「これ」といったフワフワした言葉は絶対に許してもらえません。絶対にです。
 また、研究は「困ったら先生に相談する」ことが非常に大事です。
本当に行き詰まってた時は1週間に1回は必ず自分から相談を持ちかけて時間を割いてもらうことを意識していました。
サネ先生はどんなに忙しい時でも、(暇な時を見たことはないですが)自分が言語化出来ない課題まで一緒に理解しようと寄り添ってくださり、むしろ相談しに来て偉いと褒めてくれる方です。
こんな親切な先生に頼らないほうが申し訳ないくらいの気持ちでした。
だからこそ論文誌1本、国際会議7本、研究会で2回の発表と表彰という業績を残すことが出来ましたし、これらはサネ先生との発表練習や研究者として育ててもらった時間があったからです。
そのような経験が自身の研究に対する自信に繋がり、就活にも役立ちました。
ESや面接でもぜひ研究のことを聞いてくれといった気持ちでワクワクしてました。
またサネ先生に勧められた学会に参加した時、偶然NTTデータの社員さんに会えたことが就職するきっかけでした。
就活のために大学院へ行くことは理由の一つになりますが、就活と研究を同じくらい頑張ることが肝心です。
(別の学会前に就活に集中しすぎて発表資料を作り忘れ、怒られながら発表練習してたら練習し過ぎて学生奨励賞を受賞した日もありました。その節は大変ご迷惑をおかけしました。)
 大学院へ行く行かないで迷ってる人はたくさんいますが、行って後悔してる人は周りで見たことがないです。
金銭面や2年間の消費という大きな挑戦ですが、何事もやらずに後悔するよりもやってから後悔する方が良いと思います。
自分はサネ研で過ごした3年間に後悔はないです。
もちろん選択するのは自分自身なので、後輩の皆さんがどんな道に進んでも、学生生活が充実したものになることを祈ってます。
最後に、言葉では表せないくらい大きな感謝ですがその一部でも伝えられらたらと思います。
同期のみんなや、先輩後輩の皆様方、共同研究でお世話になった先生方、そしてサネ先生、3年間お世話になりました。本当にありがとうございました。

為栗敦生 (三菱電機)

2024年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月より三菱電機株式会社に勤務
研究室への配属から大学院進学、研究活動と発表、就職活動について書きたいと思います。
研究室選びについては、研究内容に興味を持てるかはもちろんのこと、指導していただく教授や先輩方の話を聞いてみて、
実際にその研究室で1年以上研究をしていくことが出来るかが大切だと考えています。
そのため、私自身も他の複数の研究室で見学や研究活動の話を聞いたりする事で研究室選びをしました。
その中でも、さね研は学生の研究活動が尊重されていて、自主的な活動によって知識や技術を身に着けることに強く、
教授や先輩方からは丁寧かつ適切な指導を受ける事が出来る研究室でした。
そこで、興味を持てる研究テーマがあり、先輩方の研究活動に魅力を感じたため配属を希望しました。
さね研へ入りたいと考えてる人や研究室選びで迷っている人は、さね先生に連絡してみる事をオススメします。
さね先生や研究室に所属している先輩方は誰が相手でも相談に乗ってくれるので、興味があれば研究内容を見たり話を聞く事で何か目標が見つかると思います。
大学院への進学については、研究室に配属された時点では考えていない状態でしたが、学部3年次の研究引継ぎにおいて、
先輩から研究内容の魅力や進学する事で得られる知識や経験についての話を聞く事ができ、研究活動に対して学部で卒業する以上の魅力を感じたため大学院進学を決めました。
結果として、大学院進学したことは自身の成長に繋がり、物事に対する思考力や課題への対応力、研究発表や後輩指導によるコミュニケーション能力といった力を身につける事が出来ました。
研究活動については、先輩から研究についての話を聞いた中でAI研究(自然言語処理)に強い興味を持ち、
この研究によって将来的に可能になる事などに魅力を感じたため自然言語処理AIを研究テーマに選びました。
研究において、さね研では研究引継ぎが行われており、私自身も先輩の研究を引き継ぐ形で始めたため、
学部の時から専門的な研究を行う事ができ、大学院へ進学してからは身に着けた知識を用いてより高度なAIの実装や実験を行うことが出来るようになりました。
具体的には、まだ評価方法が確立していない研究における手法や評価の提案と実装を行ったり、実験結果に一般性が無いと指摘されたものに対して証明のために10倍近く実験を行ったり、
まだ誰も行った事が無いような事を実際にやってみて上手くいくか試したり、一般に公開されている拡張ライブラリなどの改変を行って処理を追加したりといった事を行いました。
研究活動を行っていく中で、最新の研究から既存の研究まで幅広く触れる機会が多くあり、研究を進めながら専門的な知識を学べる事によって、
研究室内だけでなく同じ研究分野の人に対しても得られた知識が自身の強みとして活かせるような成長を感じられました。
また、さね研は研究発表にも力を入れており、私自身も学部4年の6月には研究会への論文投稿と口頭発表を行い、その後も学会や他の研究室との合同発表を行いながら論文誌2本採録といった実績を得る事が出来ました。
さらに、査読結果に対してさね先生に意見を貰いながら日付が変わるギリギリまで対策をした論文誌の内の1本は、工学院大学における大学院生優秀論文賞の受賞と表彰もして頂けました。
就職活動については、研究で得られた知識や経験から自分のやりたい事を重視して行いました。
その過程において、自身の研究について実際に発表を行い、詳しい説明や質疑応答を行う事で仕事内容とマッチしているか、またどのように取り組んできたかを評価してもらえたことが決め手になったと思います。
結果として、AIの知識や経験を必要としていた仕事内容へのジョブマッチングが通り、自分がこれから関わっていく仕事についても興味を持って取り組んでいく事が出来るようになりました。
就職の事まで考えるのであれば、修士以上のみを募集している場合もあったり、学部生と一緒の募集であったとしても、知識や経験といった面で高く評価をしてもらえるため大学院まで進学する事をオススメします。
また、就職活動では話す力が求められる事が多いので、さね研での研究発表などにおいて厳しく指導してもらうことで、あらゆる状況においても話せるようになった事は良い経験だったと感じています。
最後に、さね研で過ごした3年間は様々な経験をする事で今までにないくらい充実した学生生活を送ることができました。
さね先生や同期メンバー、先輩や後輩も含めて多くの方に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

2022年卒

園山敦也 (日本電気 NEC)

2022年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月より日本電気株式会社に勤務
私はこの場を借りて、大学院に進学する意義、そして山口研を選んでよかった理由を書こうと思います。
まず、大学院に進学する意義についてですが、これは専門的な知識を身に着けることよりも人間的に成長することの比重が大きいと私は考えています。人間的に成長すると言うとあまりにも幅が広いですが、この成長は三つに大別できます。
第一に、自分の考えをしっかり言葉にして人に伝える能力が養われます。大学院生活は講義でレポートを書いたり試験をパスしたりすることよりも自分の研究の状況を他人(主に先生)に発表することが主な活動となります。この発表の連続は、学部時代だけでは体験できない経験だと思います。この経験によって人に伝える力はとても強化され、学部時代だけでは養えない力を手にすることができます。
第二に、知っていることと知らないことの区別がつくようになります。この言葉だけでは何を言っているのかわからないでしょう。しかし発表を重ね、先生に「その言葉は何を指してる?」「AとBはどう違うの?」とご指摘を頂くと、自分はとても曖昧な認識で言葉や知識を使っていることを思い知ることになります。先述のように発表の連続である大学院で自分の曖昧な言葉遣いを矯正することで、「わかっていること・わからないこと」「知っていること・知らないこと」の区別をつけ、明瞭な展開で話をすることができるようになります。
第三に、自信がつきます。これは精神論的ですが間違いないことだと思っています。第一第二のことにも通ずることにはなりますが、発表の連続で人前で話すことへの耐性がつき、曖昧な言葉で喋らず自分の発する言葉へ責任と信頼をもって話すことができるようになり、「自分」というものを強く保った状態で他人と接することができるようになります。また、実際に学会等でレベルの高い方々とディスカッションをする機会も多くあるため、そんな方々が自分の話をしっかり聞いてくれて話が通じるという経験は間違いなく自分を支えてくれる経験となるでしょう。
大学院に進学する意義は上述の通りですが、ここからは私が山口研で山口先生の指導を受けるメリットをお話ししようと思います。私が山口先生のもとへついて本当に良かったと感じた点を三つお話しします。
第一に、山口先生は本当にどこまでも学生思いです。学生が研究はもちろんのこと発表や就活などについて悩んでいる際には貴重な時間を割いて相談に乗ってくれます。特に私は就活では先生に本当にお世話になりました。先生がいなければ私は今の会社には就職できていないと断言できます。具体的には、ESに書いたことの要素分解を徹底的にやってくださったり、二次面接で与えられた課題について私のアイデアに批判的に内容を検討してくださり、アイデアの粗を探して一つ一つ良くなるように相談に乗ってくださりました。あなたが大学院に進学しようとしていて、先生のサポートについての不安があるのであれば、山口研の扉を叩けばその悩みはなくなるでしょう。
第二に、山口先生は全く嫌味のない、とても誠実な人物です。学生の未熟な点を指摘する際や叱る必要がある際にも全く攻撃的な口調はとらず、とても誠実に真摯にお話をしてくださります。もちろん他研の先生方も素晴らしい方々ですが、山口先生はその中でも特に裏表のないまっすぐな人物だと私は感じています。先生がどこまでもまっすぐなおかげで我々学生も真正面から聞きたいことや相談したいことをぶつけることができるため、本当に先生を頼りやすい環境が研究室内にあります。
第三に、山口研でのミーティング発表はとても厳しいです。これはメリットなのか?と人によっては疑うかもしれません。しかし、絶対にメリットです。厳しいといっても理不尽さは全くなく、学生の発表において未熟な点をしっかり一つ一つ指摘してくれるという点においての厳しさです。この厳しさが私が上述した進学する意義第一、第二で述べた力の成長へと繋がるのです。ただ安心してください。山口先生はセミナー発表や合同研究会で少し見た程度だとても怖い先生に見えるかもしれませんが、それはしっかりと学生と向き合い、一つ一つ誠実に見てくれているからこその指摘なのです。別に「怒られて」いるわけではないので、その点をしっかり理解すれば全く怖いことはありません。そして、先生の指摘をミーティングで日々乗り越えていれば、もう怖いものはありません。学会や合同研究会での発表でも「でも山口先生よりも強く深く指摘してくることはないな」と思えば緊張もほぐれます。実際に学会前に同期とそう話していました。
ここまで、進学する意義と山口研を選ぶメリットについてお話してきました。実際に進学するとなればお金が必要ですし、奨学金を頼る必要も出てくるかもしれません。先輩も述べていることですが、その際は院卒と学部卒の生涯年収の違いや、大学院で培った能力をもって就活に臨んだ際の結果の違いに目を向けてよく考えてみてください。私主観の意見としては、進学することを強くおすすめします。
大学院はとてもつらいこともありますが、刺激的な場所です。自分がやりたいと思ったことを専門的に掘り下げていく試みは、きっと今までの経験とは異なるものであり、あなたを成長させてくれるはずです。
最後にこの場を借りて、研究室に配属されてからの3年半支えてくださった山口実靖先生、気にかけてくださった先輩方、共に努力した同期や後輩、他研の方々に心から感謝を述べさせて頂きます。本当にありがとうございました。

2021年卒

佐々木伽音 (ソニー)

2021年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月よりソニー株式会社に勤務

私が山口研究室を希望した理由は、OS等の基盤技術を学ぶことができ、プログラミング技術の向上につながると考えたからです。
その考えは間違っておらず、本研究室で過ごした3年半でプログラミングやそれに関連する多数のIT技術の知識は大きく増えました。
それらは同期の仲間や先生との会話であったり、研究を進めていく中で得られたものです。
私の場合、山口研究室での研究活動によって、Linux Kernelのソースコードを改変して通信性能の向上を図ったり、OSの内部パラメータを観察したりするなど、
ネットワークとOSに関する非常にレベルの高い技術を学ぶことができました。

また、山口先生は、学生一人一人の悩みや相談に対して真摯に対応してくださいます。
そこには研究のことだけでなく、就職や個人的な悩みも含まれます。
特に研究の分野では、積極的に論文の投稿や学会での発表を支援してくださり、ただの学生である我々を研究者へと引き上げてくださいます。
そのお陰で、私は最終的に16本の論文投稿と7本の日本語による学会発表、そして8本の英語による国際学会発表を達成することができました。
特に国際学会での発表は自分を大きく成長させてくれたと共に、トップクラスの大学の学生達と肩を並べて活動出来たことは、自信にも繋がりました。

大学院での活動によって得られた知識や技術、自信は就職活動においても大きな武器となります。
実際、私は面接時に自身の研究について40分以上話し、その内容や技術について評価していただいたことが採用の決め手になりました。
また、会社の同期の大半が大学院生であったことから、就職活動というシーンにおいても大学生と大学院生の間に大きな差があるということを実感しました。

私がこの様に研究の分野や就職活動で成果を残し、有意義な時間を過ごすことができたのは、ひとえに山口実靖先生のご指導のおかげであると思っています。

後輩の皆さんへ
私は以上の経験から、大学院へは絶対に行ったほうが良いと考えています。
たしかに、大学院に行くには約200万円の学費が必要になりますし、奨学金を借りるのであれば、これは借金をしているということに他なりません。
しかし、大学院へ行くということは未来の自分への投資でもあります。
この投資が妥当なものなのかどうかは、我々OBの体験談を読んだり、学部生、大学院生の就職実績を比較したり、学歴別平均年収を調べたりすればわかることだと思います。

大学院での活動は、学部での活動とはまったく異なります。昔の成績はあてになりません。
学部生時代に努力してこれなかった人も、ここから努力を始めて遅くないと思います。
それから、大学、大学院に限らず「今まで学んだことは就職したら関係無い」と言う人がいますがそんなことはありません。
それは自ら関係の無い道を選んでいるか、関係があることに気づいていないだけだと私は思います。
ぜひ今まで学んだ知識や技術を整理し、自身の価値を見定めて意味のある選択をしてください。

相馬悠人 (NTTドコモ)

2021年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了(予定)
同年4月より株式会社NTTドコモに勤務(予定)

私は山口研に所属してどう思ったか、成長することができたかを書きたいと思います。

まず、研究室に所属しどう思ったかですが、ここまで多くの刺激を与え、インプット、アウトプットする場を与えてくれる場所はなかなか無いと思いました。
これは、研究室内だけの発表の場だけでなく、他大学との合同ミーティングや学会発表などの場が多くあるからです。
研究室内のミーティングで得た研究結果を他大学とのミーティングで発表し新しい意見、発見を頂きその内容について研究しさらに突き詰めていく。
そんな刺激的な環境に身を置くことで、ネットワークの最先端に触れ、新しい視点を得てよりネットワークについての知識を吸収していく。
その経験が、ネットワークという面から社会を支えていきたいという思考を生みだしてくれ就活へと繋がりました。

また、実先生との個人的なミーティングが私にとって一番の成長に繋がったと思います。実先生ほど、学生と同じ土俵に立ち対等に話し、意見を下さる先生はいないと思います。
研究室に所属した当初の私にとって実先生とのミーティングは恐怖でしかありませんでしたが(笑)、
回数を重ねるごとに実先生がいかに私の意見、思考を明確に理解しようとしてくれているのかを実感していきました。
時には数時間の時間を割いて話してくださり、研究内容だけでなく個人的な悩みも含め、私の意見を理解するために分かりやすく質問し、理解しやすい形でアドバイスをくれました。
こういった先生との会話から、相手の質問を明確に理解し回答すること、自分の意志を相手に明確に伝えることの重要性を理解することができ、
実際に就活の面接の受け答え、自己分析に生かすことができたと思います。

実先生には研究だけでなく就活など多くの面で支えて頂き本当に感謝しています。
まだ成長途中ですが、これから社会人として成長し、次は私が先生と同じ土俵に立ちお話できるように頑張っていきます。

大学院という場所は多くの専門知識を学ぶことはもちろん、それ以上に人として得るものがあると思います。
同じ向上心を持った仲間と意見を交換し議論することで、自分の間違いに気が付いたり、少しの自信に繋がったり、
何かを理解する足掛かりになったり、本当に多くの面で成長できると思います。
大学院を研究するだけの場と思わず、自分でたくさんの世界を見つけて飛び込んでください。
そういった成長に繋がる場が溢れているのが大学院です。
私は仲間、先生、その他多くの方と関わることで他分野の技術、考え方、人と話すことの重要性など多くを知り、成長できたと思っています。
これから大学院に行く人も、進学を悩んでいる人も、修了する時には大学院に進学して良かったと思えると思います。
ぜひ大学院での生活を通じて多くの人と関わり、人として成長して自分が思う充実した生活を送ってください。

最後に、私はこの2年間本当に多くの方に支えられここまでくることができ、その中で様々な経験をさせて頂き充実した大学院生活を送ることができました。
大学院生活を通じ私に関わってくださった方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

金谷知明 (ソフトバンク)

2021年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了(予定)
同年4月よりソフトバンク株式会社に勤務(予定)

私が山口研究室を選んだ理由と、研究室で過ごした3年間を振り返って率直な気持ちを書き記したいと思います。

まず、私がネットワークコンピューティング研究室を選んだ理由は、山口先生の研究室だったからです。私は”先生”で研究室を選びました。
学部2年生の頃、プログラミングの授業の際に私達学生の進路等について受講生全員に説いてくださったことがありました。
そのときに、お金はすべてではないが大事であり、大学院への進学や新卒で入社することの大事さなどを教えてくださいました。
その時のお話を聞いて私はこんなにも熱心に学生のことを考えて発言してくれる先生がいるのかと感激し、この先生のもとで研究活動をしたいと思いました。

研究室に配属されてからは、技術的な会話での話し方や研究の具体的な進め方や論文の執筆方法など様々なことを丁寧に教えていただきました。
国内の学会はもちろんのこと、国際会議への論文投稿も積極的にサポートしてくださり、私自身の大きな成長に繋がったと思っています。
未熟な私の質問に対しても嫌な顔ひとつせず向き合ってくださり、こんなに素晴らしい先生はいないと思っています。

ソフトバンクへは先生からインターンシップの案内があったのがきっかけでした。
その時もエントリーシート等の相談に乗ってくださり、無事に通過することができました。
6週間のインターンシップや1年間の共同研究は、山口先生を始め研究室の仲間のおかげで乗り切ることができました。
山口先生のもとで共に鍛え上げられた研究室の仲間は、皆頼もしく、それぞれ得意分野があり、時に助け合い、時に切磋琢磨し、生涯の友といえる仲間に出会えたことをとても嬉しく思っています。

学部と大学院を含めた3年間は私にとって、知識を深めたり新しい経験ができた貴重な時間であり、私を大きく成長させた時間だったと思います。
それは紛れもなく山口先生に指導していただいたからであり、手を抜くことなく、いつも真剣に真正面から向き合って会話をしてくださったからだと思っています。
実際に3年間で国内学会6本と国際会議7本の論文投稿をすることができました。
また、大学院1年次に参加した夏季インターンシップ中の(会社の)会議の発表では学会発表等で鍛えられていたおかげで、物怖じせず堂々と発表することができ良い評価をいただくことができました。
学会発表の場などをたくさん経験することができ、より専門的な知識を蓄えることができたため私は大学院に進んでよかったなと思っています。

最後に、今の私があるのは山口先生の研究室のもとで研究活動ができたからだと思っています。
山口先生や研究室のみんなには感謝しかありません。本当にありがとうございました。

2020年卒

佐藤悠祐 (日産自動車)

2020年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月よ日産自動車株式会社に勤務

スマートフォンのアプリケーションの作成に興味を持ち,山口研究室を志望しました.
プログラミングの知識は授業で学んだ程度で,スマートフォンのアプリケーション作成では新しくプログラミングの知識を勉強する必要がありました.
参考書等を利用してアプリケーションを作成しても,実際に上手く動作しないことが多々ありました.
そのようなときは山口先生にアドバイスをいただき,無事にオリジナルのアプリケーションを作成することができました.
自分で作成したアプリがスマートフォン上で動作したときは感動しました.

研究活動の最初には自分の研究テーマを決めます.私はスマートフォンのセンサデータを利用する研究を研究テーマに選びました.
研究室内での前例が少なく,方針を立てることが難しいテーマでした.
しかし,山口先生の的確なアドバイスをもとに方針を立てた結果,国内外で自分の研究成果を発表をすることができました.
その結果として,海外で2件の国際会議に参加することができ,また国内会議では3つの賞を受賞することができました.

私は山口研究室での研究活動等を通して大きく成長することができました.
専門的な知識や論理的な思考はもちろんですが,国内外での研究発表や研究室ミーティングを通してプレゼンテーション能力や英語を用いたコミュニケーション能力を成長させることができました.
これらの経験は,就職活動でも大きく活かすことができたと思っています.

私は当初、大学院への進学を考えていませんでした.早く社会に出て働きたいと考えてたからです.
ですが,大学院に進学して,自分の専門性を高めたいと考えて進学しました.
結果的には正解でした.大学院で更に学び,研究活動を続行したことで様々な力を身に着けることができたと思います.

最後に,この3年間山口研究室で様々なことを学び,経験することができたことを嬉しく思います.ありがとうございました.



水沢直暉 (三菱電機)

2020年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了。
同年4月よ三菱電機株式会社に勤務。

私は、自分が研究室選びの時に考えていたことと、卒業する今感じていることを書こうと思います。
私は大学入学時からソフトウェアに興味があり、OSのような情報技術の基盤となる技術を魅力に感じていました。
入学当初から大学院への進学は決めていて、次の3つを基準に研究室選びを行いました。
①自分の興味がある研究が出来る。
②分からないことを相談できる人がいる。
③多くの刺激を得られる。

①は多くの人が研究室選びの際に基準にしていると思います。
私はOSについて興味があったので、研究するならOS関係の研究をしていきたいと思っていました。
山口研究室に興味を思ったのは、多くの先輩から、「山口研究室は先生と話をしながら、自分の興味のある研究に取り組める」と聞いたからです。
実際山口研究室では、学生のやりたい研究を取り組ませてくれます。私は最初先生に「OSの研究がしたいです」とだけ伝えました。
あまりにも漠然とした研究内容の希望だったため、先生はいろいろ質問してくれました。
そうやって、私がどんなことに興味を持っているのか見定めてくれたのだと思います。
最終的にはLinux OSのカーネルを改変するような研究に携わることができ、僕のやりたいことにぴったりでした。
やりたいことがざっくりしている状態でもいいので積極的に山口先生とお話ししましょう。学生より先生のほうが多くの分野について知っているので、あなたにぴったりの分野を見つけてくれる可能性が高いです。

②は私が自身のプログラミング能力に自信がなかったので、分からないことがあった時に相談できる人がいるというのはとても重要でした。
山口先生はいつでも学生のことを考えてくれます。私が分からないことがあって先生に相談すると、先生はいつでも私の問題の解決に付き合ってくれました。
大学院では、自分で方向性を決め、調査していく力が必要になります。
方向性を見失ったり、調査するために必要な知識など、迷った時には山口先生に積極的に相談しましょう。
最終的に頑張るのは自分自身ですが、必ず力になってくれます。

③は2年間の院生活を選択するので、この2年間を充実したものにするために必要だと考えていました。
山口研究室では学会発表を積極的にさせてくれます。私も国際学会で5回、国内学会で2回発表を行わせていただきました。
自分の発表の前後には日本を代表するような大学からの学生がいて、そのような人達と同じ土俵で発表することは自分への刺激になりました。
特に国際会議においてアメリカ、イタリア、台湾での学会発表を行えたことは自分の自信にもなりました。

最後に私は、大学院生としての過ごした時間はとても有意義で自分の人生にとって大きな選択であったと感じます。
山口先生、同じ時間を過ごしてきた研究室のメンバー、同輩のみんなには本当に感謝しています。
必ずしも大学院へ進学すれば正解というわけではありませんが、進学するか就職するか迷っている後輩はぜひ大学院への進学をお勧めします。
また、選ぶ研究室が山口研究室なら先輩として嬉しく思います。
長い間お世話になりました。

2019年卒

近丈一郎 (ソフトバンク)

2019年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了。
同年4月よりソフトバンク株式会社に勤務。

私が山口研究室を志望した理由は、プログラミングスキルを身に付けたいと思ったからです。
研究室に配属当初はプログラミングに関する知識がほとんどなく、
研究で扱うアプリケーションのソースコードを読んでも分からないことばかりでした。
しかし、先生に分からないことを質問すると時間を用意して下さり、夜遅くまで丁寧に教えて下さいました。
その結果、研究をスムーズに進めることができて充実した研究活動ができました。

また、山口研究室では学会発表をたくさん経験することができます。
学部生のときに初めての学会発表を経験でき、大学院に進学してからはアメリカで二回英語発表を経験できました。
英語で原稿や発表資料の作成、発表練習は大変でしたが山口先生が手厚くサポートして下さいました。
学生のときに海外へ行く経験は非常に貴重ですので、積極的に外国の学会への投稿にチャレンジしてください。

山口研究室ではITに関する知識はもちろん、学会発表を多く経験できるのでプレゼンテーション能力も向上します。
また、自分の研究に関する知識が身に付くため就職活動で面接をする際に非常に有利です。
是非、山口研究室で自分のやりたい研究をして、充実した研究活動を送ってください。

村上翼 (東芝)

2019年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了。
同年4月より東芝に勤務。

山口研究室の特徴として、他大学との合同ミーティングや学会参加のような、
より実践的な場への挑戦に対するサポートがとても充実していることがあります。
私の場合、国際学会への論文投稿が目標としてあり、この目標に向け、他大学との合同ミーティングや
研究会などに積極的に参加しました。そこで研究に対するアドバイスを多く貰うことによって、
国際学会に投稿できるような研究成果に辿り着くことができました。
結果として、目標であった国際学会に3件受かり、海外にて発表するという経験も得られました。

また、学会発表の経験は就職活動の場にも活かせました。私は、大学に入学した頃は他人の前で発表することがとても苦手でしたが、
就職活動の時期には面接において自分が経験してきたことを自信を持って話すことができるようになっていました。

この研究室で過ごした期間は、私の人生を良い方向に大きく変えた分岐点だと思っています。
後輩の皆様は是非、山口研究室で多くの経験を積むことで、人生の良い分岐点にしてください。
最終的に頑張るのは自分自身ですが、山口先生や先輩方は必ずいい方向へ導くサポートをしてくれると思います。

最後に、私がとても記憶に残っている事として、山口先生がよく口にしていた「質問にしっかりと答えて」という言葉です。
「相手から問い」に対して、まず自分がしっかりと「相手から問い」を理解しているかを確認(明確にし)、
的確に答えるということの大切さを改めて知りました。
皆様も、山口先生が口にする大事な言葉を見つけてみてください。自分の中での大事な教訓になるかもしれません。

森竜佑 (日立製作所)

2019年3月 工学院大学 工学研究科 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了.
同年4月より日立製作所に勤務

私が山口研究室を志望した理由は,Android OSに興味があったからです.
Android OSに興味を持ったきっかけは,高校3年生の時に参加した本大学のオープンキャンパスです.
当時の山口研の先輩がAndroid OSのアプリ開発を教えてくれました.
この体験がきっかけでAndroid OSの研究がしたいと思う様になりました.

山口研では,3年の後期から研究に携わり,ゼミや他大学との合同ミーティングなどがあります.
日々の研究では実靖先生をはじめ先輩や他大学の先生がアドバイスしてくれるため,円滑に研究を進めることができました.
結果的に私は,多くの学会発表を経験することができ,情報処理学会で受賞することもできました.

私は大学院に進学してとても満足しています.
なぜなら,人として成長できたからです.研究は3年までの座学と違い自発的に学ばなければなりません.
何度もTry&Errorを繰り返してようやく結果が出ます.ですので自分で考えやり遂げる力と簡単には諦めない忍耐力が身に付きます.
大学院生は就職活動で有利だと一般的に言われていると思います.
なぜなのか? それは研究活動がとても充実していて,自信をもって頑張ったと話せるからだと思います.これが大学院生の強みだと思います.
全然成果が出ないときは辛いかもしれません.ですが、乗り越える壁が多いほど人として成長できます.
大学院進学を迷っている,大手企業への就職を考えているB3,B4の方はぜひ大学院に進学してかけがえのない経験をしてほしいです.

最後に,このような経験を与えてくれた実靖先生には本当に感謝しております.今後ともよろしくお願い致します.

2018年卒

栗原駿 (日立製作所)

2018年3月工学院大学工学研究科電気・電子専攻 ネットワークコンピューティング研究室修了
同年4月より日立製作所 システム&サービスビジネス統括本部に勤務

私が,山口研究室を志望した理由は,Android OSに興味があったからです.

山口研究室では,学部3年の後期から先輩の研究を教わる機会があり,Android OSを自分でコンパイルするなど早い段階から研究に触れることができます.
その結果,学部4年から学会発表に参加することができ,自分の経験を積むことができます.
また,私は山口先生のご指導おかげで学部4年から国際学会に参加することができ,英語発表という貴重な経験を早い段階から経験することができました.

日々の研究活動では,2週間に1回の研究室ゼミに加え,月に1度の他大学との合同ミーティングがありました.
私は研究活動に行き詰った時は,このようなミーティングにて,他大学の先生や学生から有益なコメントやアドバイスを頂くことで研究活動を円滑に進めることができました.
山口研究では,Androidだけでなく多くの分野の研究を行っており,それぞれの分野が他大学や他研究室との合同ミーティングを積極的に行っています.
そのため,Android以外の分野を希望の学生でも,他大学,他研究室とのミーティングには参加できます.
また,本校のオープンキャンパスにて山口研究室は,Androidに関する体験型の展示を行っています.
基本的にこの展示は,学生が主体で企画,運営を行うため,オープンキャンパスに参加する学生は,
イベントの企画力,コミュニケーション能力や円滑に運営を行うためのリーダーシップを養うことができます.

このような貴重な経験を2年間積むことで,私は会社の面接で自信を持って自分の学生生活を伝えることができました.
その結果,日立製作所という素晴らしい会社へ入社することができました.
このような,経験や機会を与えてくれた山口先生には本当に感謝しております.

最後になりますが,山口研究室に配属される学生の方は,是非大学院進学も考えてみてください.
きっと,一回りも二回りも成長した姿で就職活動に望むことができると思います.
また,大学院で学んだ知識や経験は,必ず将来で役に立つと思います.

韮澤 慎之介(日立製作所)

2018年3月工学院大学工学研究科電気・電子専攻 ネットワークコンピューティング研究室修了
同年4月より日立製作所 システム&サービスビジネス統括本部 ITイノベーション本部に勤務

私が山口研究室への配属を希望した理由は,山口先生のもとでなら大学院を含めた3年間研究に打ち込めると思ったからです.
学部2年生の時点で大学院に進学したいと思っていた私は山口先生に研究室訪問をお願いし,研究室を見学しました.
その際,山口先生がとても親身に相談に乗ってくださったことを覚えています.
また,学部2年生のプログラミング論,演習や3年生の情報通信工学実験3を通して非常に情熱のある先生だと思いました.
そのため,山口先生のもとで3年間研究に打ち込みたいと考え,山口研究室への配属を希望しました.
配属後,研究室で過ごすたびにこの選択は正解であったと強く思うようになりました.
山口先生は学生のために何時間も親身に研究の相談や,就職活動の相談に乗ってくれました.
また,時には学生と一緒になって本気で遊んでくれました.
私が国際5本,国内5本の研究発表を達成できたことや,日立製作所という企業から内定を獲得できたことも山口実靖先生のご指導のおかげであると強く思っています.
山口研究室での楽しい思い出は一生忘れられません.

大学院に進学するか迷っている方へ,私は大学院に進学して後悔したことはありません.
まずは先生や先輩に相談してみましょう.
研究に対して,就職に対して不安なことも多いかと思います.
ですが,山口先生に鍛えられれば大概のことは何とかなります.
研究発表も就職面接も楽勝だと感じます.
充実した研究生活を送れると思います.
自分は充実した笑顔の絶えない研究生活を送れました.
後輩の皆さんも,是非たくさんのことを学び,たくさん遊び,楽しい大学生活を過ごしてください.

2016年卒

杉本洋輝(日立製作所)

2016年3月工学院大学工学研究科電気・電子専攻 ネットワークコンピューティング研究室修了
同年4月より日立製作所 情報・通信システム社に勤務

私がネットワークコンピューティング研究室を志望した理由は、研究成果を沢山出したいという思いがあったからでした。
私は学部3年の頃から大学院への進学を考えており、
進学して研究をしたいと思っている時に山口研究室では学生に対する指導を熱心に行ってくれると聞き、山口研究室を希望しました。

研究室に配属された始めはOSや仮想化に関する知識は無く、仮想化の研究を選んだのも単に一番面白そうだったからでした。
研究の過程でつまずくこともたくさんあり、山口先生には夜遅くまで研究について話しあってもらったり、スカイプを使って自宅から添削をお願いしたりするということも沢山ありました。
苦労があった分「こうすれば良くなるはずだ」と試行錯誤したことが研究成果として出るのは大きな喜びでした。

山口先生にサポートしてもらっている以上、私も頑張ろうと思い沢山学会に参加し情報処理学会で2つの賞を受賞することができました。
学会での発表は非常に良い経験になり、「他の大学と比べても引けをとらない研究をしている」という自信にも繋がりました。

また、山口先生には研究だけでなく就職活動でも大変お世話になり、就職活動でも終電まで手伝って頂くこともありました。
山口先生の助力がなくては日立製作所という素晴らしい会社への入社も夢で終わっていただろうと思います。
山口先生には本当に感謝しております。

研究室での研究活動は必ず自分の自信になってくると思います。
私の場合でも研究で培ったOSや仮想化に関わる知識はそのまま就職活動でのアピールに繋がりました。
高い専門性を身につけているという自信が面接官に伝わり内定を頂けたのだと思います。
良い企業に行くことがゴールではありませんが、研究室での活動は必ず自分の力になり自信になります。

最後に配属された方はぜひ大学院への進学も考えてみてください。
私も修了してみると学部の頃より格段に専門性が身についいるのが分かります。
大学院で身についた力は就職の幅を広げるだけでなく、将来必ず役に立つと思います。

2015年卒

神津智樹 (ソフトバンク)

2015年3月 工学院大学大学院 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月よりソフトバンクモバイルに勤務。

私が山口研究室を志望した理由はネットワーク分野に興味があったからです。

山口先生は学生に対して熱心に教育指導をしてくれる先生です。研究相談など夜
遅く、ときには徹夜までして対応していただき、多くの苦労をお掛けしてしまい
ましたが、山口先生のサポートがあり、研究を進めることができました。

研究室は学会投稿が盛んで、国内国外様々な学会で発表できるチャンスがありま
す。私は投稿する学会を明確に定め研究を計画的に行うことができました。山口
先生のサポートがあり、多くの学会で発表ができ、国際学会での最優秀論文賞を
含む3個の賞を学会から賞をいただくことができました。

研究室での研究活動は学生生活の中で一番成長できる期間だと思います。その期
間のなかで目標を定めて物事に取り組めば結果がついてくるとおもいます。

中村優太 (日立製作所)

2015年3月 工学院大学大学院 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了
同年4月より日立製作所 情報・通信システム社 公共システム事業部に勤務。

私がネットワークコンピューティング研究室を志望した理由は、何か疑問が生じた場合に質問をしやすい先生の下で研究生活を送りたいと考えたからです。
評判通り、山口先生はやりたいことがあればその研究内容に取り組むために全力でサポートしてくださり、学生の教育に労力を惜しまない先生でした。
そのため、休日や終電の時間まで対応してくれる山口先生はいつ寝ているのかと学生間では話題になりました。

研究室では、多くの学会発表をすることができました。山口先生から何度も助けられながら修士を修了するまでに10回以上の学会を経験でき、
カンボジア開催の国際学会に参加することもできました。
学会発表はプレゼンテーション能力を向上させることはもちろん、海外を含めた多くの地域に足を運び、知見を広げられる良い機会です。
配属された方はぜひ積極的に学会発表にチャレンジしてください。

研究室の雰囲気は自由です。定期的に行われるゼミまでに研究を進めることを求められますが、研究の進め方について時間的拘束はありません。
私はアルバイトの関係から、昼過ぎから夜にかけて研究を行うことが多い学生でした。
その結果について終電まで山口先生が対応してくれたこともあり、充実した研究生活を送ることができました。
私はこの研究生活を通してAndroid OSなどの知識だけでなく、プレゼンテーション能力など対話スキルを学ぶことができたと思っています。

この研究室にはAndroidやLinux、仮想化など多様な研究テーマがあり、学会発表や共同研究など機会にも恵まれています。
配属された方はできるだけ多くのテーマや機会に触れて自分を成長させてください。卒業する時には成長した自分を実感できると思います。

2014年卒

永田恭輔(KDDI株式会社)

2014年3月 工学院大学大学院 電気・電子工学専攻 ネットワークコンピューティング研究室 修了。
同年4月よりKDDI株式会社に勤務。

私がネットワークコンピューティング研究室を志望した理由は、LinuxなどOSの知識やプログラミングスキルを身に付けたいと思ったからです。
また、山口先生のプログラミング論の授業を受けた時にとても熱心に教育して下さり、先生のもとで研究を行えば自分の能力を大きく向上できると感じたからです。

山口先生はとても博識で、私がプログラミングなどでわからないこと質問すると、分かりやすい例と一緒に教えて下さいました。
自分が分かるまでしつこく質問しても先生は嫌な顔一つせず(むしろ嬉しそうに)教えて下さいました。
そのたびに先生の知識の量と、教育の熱心さを実感し、自分もそのようになりたいと思うことが勉強のモチベーションになりました。
研究を通してわからないことは山ほどありましたが、それらを知りたい自分にとってはとてもありがたかったです。

研究室はとても自由でした。自分の取り組む姿勢次第で、良くもなれば悪くもなる研究室です。
やる気があれば先生は全力でサポートして下さいました。
先生には研究相談等で夜遅くまで対応して頂き、とても苦労をお掛けしました。
そんな時先生は、どんなに疲れても学生が成長して実績を残すことが何より嬉しいということを仰っていました。
先生に苦労をお掛けしている以上、私は研究も勉強もやらないわけにはいかないと感じました。
結果的に、様々な学会で発表したり、国際会議で受賞できたりと貴重な経験をする事ができました。
この研究室で無ければこのような経験はできなかったと思います。

研究室で学んだことは、単に技術だけでなく、研究などで問題にぶつかったときの解決方法や時間管理、学会発表でのプレゼンテーションや英語などいろいろありました。
この研究室に配属された方は、何事にも積極的に取り組んで(先生からの雑用なども含めて)できる限りいろんなことを学んでください。
将来、必ず役に立つと思います。

2012年卒

渡邉有貴 (日立製作所)

2012年3月 工学院大学大学院 電気・電子専攻 山口実靖研究室修了。
同年4月より日立製作所に勤務。クラウドサービス事業部で,クラウドインフラの構築・運用に従事。

私がネットワークコンピューティング研究室を志望した理由は,
IT分野に関して幅広い知識を習得したいと思ったからです。
大学に入るまでITに関する知識はほぼ0であり,プログラミングの基本すら分かっていなかった私ですが,
山口先生の講義でプログラミングについて理解できるようになりました。
そこで,山口先生の元でより深く勉強し,プログラミングやその他IT分野に関する
幅広い知識を習得したいと思い,ネッ__トワークコンピューティング研究室を選びました。

研究室で培った知識や習慣は非常に価値があったと感じています。
PCやITに関する技術的な知識はもちろんのこと,
発表資料や論文の文書作成スキル,プレゼンテーションスキル,メールや議事録の書き方などは
会社に入っても当たり前のように使います。
研究室時代にそれらの基礎知識が身についたのは,非常に大きな成長だと感じています。

研究室での研究活動は人生においてなかなか経験できない「成長できる機会」だと思います。
是非色々なことに興味を持ち,それを調査したり実際に扱ってみたりして幅広い知識をつけてください。
そこで得た知識や技術力は,今後必ず役に立つと思います。

2010年卒

千田霞 (日本コムシス株式会社)

2010年3月工学院大学工学部情報通信工学科ネットワークコンピューティング研究室卒業.
同年4月より日本コムシス株式会社に勤務.

私がネットワークコンピューティング研究室を志望した理由は,WindowsやLinuxなどOSに関する知識を身につけたいと思ったからです.
研究室に入る前までの私はOSに関して興味はあっても知識はほとんどない状態でした.
WindowsとLinuxは一体何が違うのか,OSとは一体なんのためのソフトウェアなのか.
近年では,このような仕組みを意識せずともコンピュータを容易に使うことができます.
しかし,IT業界で働くエンジニアがコンピュータの仕組みを知らないのではいけません.
コンピュータの仕組みを知ることがエンジニアを目指す上で最も重要且つ基本的なことであると考え,
ネットワークコンピューティング研究室を希望しました.

山口先生は非常に教育に対して熱心な方です.
山口先生の教え方は丁寧でとても分かりやすく,理解できるまで教えてくださいます.
私も研究の際には何度もお世話になりました.
研究室配属当初,山口先生は「まず自分がどんな研究を行いたいか考えてください.」とおっしゃいました.
山口先生は学生の意見に常に耳を傾けてくれる方で,意見を押しつけることは絶対にしません.
学生の意見を最大限に尊重し,的確なアドバイスを与えてくださいます.

この研究室で過ごした1年間は,今まで生きてきた学生生活の中で最も知識が身についた1年間だったと確信しています.
山口先生の研究室の卒業生でありことを誇りに持ち,身につけた知識を生かし社会に貢献していきたいと思っています.

自分のやりたい研究ができ,高い知識を身につけることができる研究室です.
是非,山口先生の下で充実した研究生活を過ごしてください.

奈良田徹 (東芝)

2008年3月工学院大学工学部電子工学科山口実靖研究室卒業。同年4月より同学大学院高橋研究室に進学。
2010年4月より東芝に勤務。セキュリティ・自動化システム事業部にて、無線機器のハードウェア開発設計を行う。

私が山口研究室を希望した理由は,ネットワーク分野に興味があった為です.
近年,様々な物がネットワークで接続され情報化社会となっています.
それに伴い,今までは手作業で行っていた処理をWeb上で行う事が可能になる等
今までは当たり前ではなかった事が、当たり前となる新しいサービスに興味を
持ち,ネットワーク分野の今後の可能性に惹かれました.
元々パソコンに興味が有り,パソコンの自作等を行っていましたが
パソコンを表面的に使用する事は出来ても,根幹部分については理解出来ずにいました.
そこでパソコンやネットワークの根幹部分の知識を深めたく,山口研究室を希望しました.

実験はLinuxを用いて行ったのですが,Linuxに触れるのは初めての事で
右も左も分からない状態でした.そこで山口先生が仰った言葉があります.
「説明している途中で分からない所があったら,分からないまま次へ進まず
そこで必ず質問をして下さい.」
その言葉通り,私は分からない事を1つづつ潰しながら研究を進めていきました.
その分時間は掛かってしまいますが、山口先生は嫌な顔もせず一生懸命
教えて下さいました。私は後輩に研究指導をする際,この言葉を借り
中途半端なまま先へ進まず,理解をさせてから進めるよう心掛けています.
また,山口先生の知識と技術は凄まじく背中を見ているだけでも学ぶ事がたくさんあります。
学部生で,情報処理学会,電子情報通信学会と2つの学会で発表させて頂き
大変貴重な経験をする事が出来ました.
私は山口研究室卒業後,より幅広い分野を学び社会に出たいと考え,ハードウェア関係の
研究室に修士課程は進学しましたが,研究の進め方や考え方,論文のまとめ方等
山口研究室で学んだ多くの事が非常に役に立っています.

IT業界を目指している方はもちろんの事,他分野に進む方においても
非常に学ぶ事が多く,その学んだ事を社会に出た際に活かすことの出来る研究室です.
分からない事は丁寧に教えて下さいますし,自分のやりたい研究が出来ます.

私は社会に出る前に通る研究室は,非常に大きな分岐点であると考えています.
是非色々な事を学び,自分のやりたい研究をし,力を付けてから卒業して下さい.

2009年卒

佐藤勝哉 (日立製作所)

2009年3月工学院大学工学部電子工学科山口実靖研究室卒業。
同年4月より日立製作所に勤務。RAID事業部で、ストレージ製品の開発に従事。


 私が山口研究室への配属を希望した理由は,ソフトウェアに強くなりたいと思ったから
でした.
当時の私は電気・電子回路などのハードが好きで,プログラムは苦手でした.人間苦手な
ことが好きだと思うことはほとんど無いかと思います.なので,当時はプログラムやパソ
コン(の本来の使い方をすること)が好きではありませんでした.しかし技術職で働く上
で,エンジニアでプログラムができないことは,エンジニアとして致命的だと思いました
.そんな人間に仕事ができる訳がありません.そんな危機感を感じ,プログラムに強くな
りたいと思いました.しかし,独学で苦手分野を克服するのは相当な精神力を必要としま
す.それは難しいので,私は誰かに教えてもらえる環境を必要としました.それが山口研
でした.山口先生には一度,電子工学実験の際に面倒を見て頂き非常に面倒見の良い先生
だと感じました.そんな経験もあり,私は山口研究室への配属を希望しました.

配属当初はLinux,C言語,さっぱりでした.
山口先生は私が調べても分からないことは,丁寧に説明してくださいました.
とはいえ,説明の速度は尋常なものではありませんでした.
それでも一回教われば無知な私でも,ちゃんと理解できました.
山口先生の説明は非常に分かりやすいです.

私は山口研で過ごした1年で,大分パソコンに詳しくなれたと思ってます.
就職活動する方で,大まかにIT系の仕事を希望している方などは山口研はうってつけの
研究室です.研究で培った知識のおかげで,就活での面接などでは面接官と話しやすくな
るし,やりたい仕事の具体性もつきます.(学部,院生ともです)

卒業まで不安なことも多いでしょうが,充実した研究生活を送れると思います.
後輩の皆さんも,是非たくさんのことを学んでから卒業していってください.

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